頭皮の乾燥

乾燥が気になる季節 
冬になり乾燥する季節になると、頭皮がかゆくなったりフケが気になりることありませんか?

フケは
⚪︎脂性フケ
⚪︎乾性フケ
に分けられます。
この二つは対処が異なります。

脂性フケ
皮脂の分泌が多くなって角質が剥がれ落ちている状態。真菌によって皮膚に炎症を起こしやすいです。
原因として
⚪︎シャンプー不足
⚪︎睡眠不足
⚪︎食事の偏り
⚪︎ホルモンバランス
⚪︎ストレス
などがあります。

予防
頭皮を清潔に保つことが一番です。皮脂を取り除く洗髪が効果的で、毎日洗うようにしましょう。シャンプーは低刺激のものが良いです。強い洗浄力で脂を必要以上に奪うと、異常な分泌を促しフケ症を悪化させることもあるので注意しましょう。

乾性フケ
皮脂の分泌が少なく頭皮が乾燥することで角質が剥がれ落ちる状態。アトピーなどの症状を持つ人のフケは乾性フケになることがおおいです。

予防
予防及び治療としては保湿が重要です。脂性フケとは逆で頭皮を清潔にするほど、洗髪するほど悪化することが多いです。洗髪後は、髪の毛が乾かないうちに刺激が少ない保湿剤を肌へ塗りこむなどの処置が必要です。
原因とし 
外的要因
⚪︎頭皮が乾燥し過ぎている
⚪︎爪などで頭皮を傷つけている
⚪︎シャンプーが合っていない
⚪︎パーマ液やカラー剤が合っていない
内的要因
⚪︎睡眠不足
⚪︎ストレス
⚪︎疲労
⚪︎食生活の乱れ 
病的要因
⚪︎かぶれ
⚪︎炎症
⚪︎脂漏性皮膚炎
⚪︎乾かんせん癬

フケは新陳代謝によって角質細胞が剥がれ落ちたものです。フケ自体が病気というわけではありませんが、目立つようだと注意が必要です。
 
頭皮も肌もケアの基本的な考え方は同じです。代謝を良くして頭皮を保湿するようにしましょう。

皮脂を取り過ぎない

皮脂には頭皮に潤いを与え、皮膚を保護する役目があります。適度な皮脂が皮膚を覆っているのが正常な頭皮の状態です。

皮脂を取り過ぎてしまうと、保護する機能が低下して炎症を起こしたり、角質が剥がれやすくなりフケの原因になります。

また皮脂には常在菌が棲んでいて、皮脂を取り過ぎて居なくなると耐菌性や新陳代謝能力が低下してしまいます。

ストレスをためない

ストレスは自律神経のバランスを崩し血管を収縮させ血流を悪くします。肌や頭皮の老化を早める原因になります。

シャンプーのし過ぎや、過度な脱色など外的要因で髪や頭皮にかかるストレスにも注意しましょう。

年齢による変化

加齢による肌の変化も、頭皮が乾燥しやすくなる原因になります。歳を重ねると保湿機能が低下し、皮脂の分泌量も減ってきます。

以前より、かゆみや頭皮への刺激が敏感になってきたなら加齢による体質の変化も考えられます。

乾燥対策
 
シャンプーを見直す

洗浄力の強いシャンプーで洗うと皮脂を取り過ぎてしまうことがあります。アミノ酸系のシャンプーは比較的洗浄力が弱く、頭皮の乾燥が気になるときはおすすめです。
 
一日のホコリや余分な皮脂の殆どは、シャワーだけでも落とすことができます。乾燥しやすい季節や乾燥が気になるときは、低刺激のシャンプーをお使いいただく事をお勧めいたします、
 
爪で頭皮を傷つけたり、強く洗いすぎると頭皮が荒れてしまい、かゆみやフケの原因になることがあります。

マッサージで血行促進  
頭皮を健康に保ち乾燥を防ぐには、頭皮のマッサージも有効です。血流を促し栄養が行き渡り自律神経が整えられ、新陳代謝が良くなります。

指の腹で頭皮を動かすように揉んだり、頭のツボを押して血行を良くしましょう。リラクゼーション効果もありストレスの軽減にもなります。

潤いを与える

乾燥しやすい体質の人やフケが出やすい人には、皮膚を保護して整えてくれる頭皮用トリートメントもおすすめです。

即効性があり、皮脂に近い成分が乾燥した頭皮に潤いを与えてくれます。